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栃木県足利市

東陽院

2007年01月14日

栃木県足利市のJR両毛線富田駅のすぐ近くにある東陽院というお寺に、武田勝頼の娘の墓があるとのことでしたので行ってみました。
我が家の墓が佐野にあるのでお墓参りに行ったときに寄ろうと思っていたのですがなかなか寄ることができずにいましたが、本日思い切って行ってみました。東陽院を探している間に富田駅周辺を走り回りましたが、古い煙突がある造り酒屋があったりして歴史を感じさせる古い街でした。JR冨田駅の近くで場所を聞いて現地に到着できました。お寺の前には大きな松があって足利市の天然記念物に指定されているとのことでした。
その先のお寺の入口の門は工事中でした。本堂右側からお寺を訪ねてみたら庭にいたご夫人が対応してくれました。
お話によると、東陽院の開基は宮原家でお寺の過去帳には、宮原家に武田勝頼の娘である貞姫が嫁いできたという記録は残っているが、貞姫のお墓は無いとのことでした。宮原家の墓は一番奥にあるとのことで場所を教えてもらいました。

宮原家の墓

宮原家というのは足利家の子孫にあたる由緒ある家柄で当時徳川幕府の高家として徳川家に仕えていたとのことでした。松姫とともに落ち延びてきた貞姫は徳川家康の斡旋もあって宮原家に嫁ぎ、長命であったとのことでした。
その後、宮原家や貞姫に関する情報を得るため足利市役所に行ってみましたが、太平記館に行くように勧められました。太平記館は足利学校の近くにありました。ここで宮原家や貞姫について聞いてみましたが、ここは観光情報を扱っているので歴史的に詳細なことについては分からないということでした。図書館にも行ってみましたが残念ながら1月中は図書館システムの切り替え中とのことで本の閲覧はできないとのことでした。

東陽院のクロマツ

案内板によれば、慶長2(1597)年に当時の領主が、東陽院を創建する際に記念樹として植えられたとのことです。もしそうであれば貞姫もきっとこの松を見ていたことでしょう。


恩昌寺
芍薬塚(伝・武田勝頼遺児の墓)
真行寺
信松院
極楽寺
善念寺

 

 
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