湯原城 |
2009年05月05日 |
湯原城には永正年間から湯原氏が拠っていたが、大永年間頃相木氏系依田氏がこれを奪って在城した。依田氏は武田氏が佐久に侵入するとこれに降り、その後も続いて在城したものと考えられている。城に近い湯原神社の旧地和田地籍から発掘された鰐口の銘には「奉納湯原大明神御宝前、弘治3年12月吉日、依田与七郎長繁」とあるが、彼もこの頃、在城した城主であったのであろう。天正年間には依田氏に代わって上野佐渡守が在城したことが知られている。 |
湯原城主依田氏供養塔
湯原城は湯原トンネルのちょうど上にあるとのことで湯原トンネルを目指しました。トンネルの南側で作業をしている人がいたので話を聞いてみました。トンネルの南側には「湯原城主依田氏供養塔」があってそこに登山道らしきものがあったのですが、彼によればこの道を登るとお墓に行ってしまうので城には行かれないのではないかとのことでした。彼の話では北側から尾根に登り、あとは尾根伝いに右側に行けば行かれるとのことでした。しかし「城と古戦場」ではこの依田氏供養塔から登ったことが紹介されています。
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