山田城 |
2015年05月17日 |
山田城の城跡は、高遠町三峰川左岸扇状地扇頂、大沢川の左岸に島状に突き出た標高857mの山頂に位置する。眼下に河南、高遠町一帯、高遠城を眺め、三峰川下流一帯を遠望し、天神山と対峙する。 |
「南信濃資料」によると、天文18(1549)年に山田新左衛門なるものが伊那衆と共に金沢峠において武田勢と戦い戦死したとしている。山田氏が伊那衆として武田方に挑む背景には、その主人である高遠頼継がいまだ武田方に従属していないということであろうが、「高白斎記」では天文17年に頼継は甲府を出て高遠に帰還したとあるので、この時点で降伏したのであろう。 |
主郭
主郭
主郭と副郭を区切る大きな堀切
副郭
副郭