割石峠 |
2010年03月22日 |
割石峠は勝坂峠と共に駿河に備える要害で、峰には一つ陣が築かれ、烽火台もあった。むかし信玄が駿河に向かう途次この峠で休息し、太刀を抜いて樹木を切り道を開いた。その際傍らの百貫石が、御威光に恐れて二つに割れたので、それ以来この峠を割石峠と呼ぶ。近くの岩に舟付けの跡があるのは、むかし国中(甲府盆地)が湖水であった頃の名ごりであろう。 割石峠旧道のトンネル手前に割石の石龕という看板があったので近くの登り道からしばらく登ってみましたが、それらしいものは発見できませんでした。
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