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群馬県渋川市

下小屋城

2013年01月13日

伊香保町の北端、湯中子の沼尾川を越える渡河地点の南岸にある城で、元亀3年武田勢の侵攻に際し、伊香保地衆が築いたもので、二つの岳の噴出物の累層を20m以上深々とえぐった沼尾川とその一支流に挟まれている。全面崩壊しやすい断崖が巡り、西南端追手には幅10m以下の頸部に20mを隔てて二筋の堀切を連ねているが、堀切土橋の崩壊がひどく、路面に仮材を並べてわずかに通路を保つ。土居は郭の北縁だけに盛られている。そこから80m入ったところの更に一つの堀切は土橋を北端に寄せた通常の形式で、この土橋には廊下橋状に、北から土橋上を遮断するよう北側の土を高さ2mほど堀り残してある。堀切の長さは15m、底は平坦である。この堀切から東が城の主郭で、東西150m、幅60m、北から東を巡る下郭がある。
(日本城郭大系より)

伊香保温泉から北上して沼尾川を渡る手前左側に入り口がある。しばらく歩いていくと大きな広場のようなところに出るが周囲には土塁があり川に挟まれている。
更に奥に進んでいくと林になるが、大きな土塁が残っていた。土塁の先までは確認しないまま引き返してしまったが土塁などの遺構を確認することができた。

 

 
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