如意寺 |
2013年01月12日 |
上杉謙信供養塔
古代インド仏教を起源とするこの塔は、平安時代末に中国から伝わり、鎌倉時代中期から石造物として盛んに広まった。基本的な造りは、下から基檀、基礎、塔身、笠、相輪が積み重ねられる。本来、中央の塔身をくりぬき、中に「宝篋印陀羅尼経」というお経を納めたことから宝篋印塔と呼ばれる。次第に供養塔などとしても造られるようになった。笠の隅飾突起が特徴で、一般に初期のものは直立しており、時代が新しくなるほど反り返り、大きくなる傾向がある。
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