| バクーへ |
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疲れているのだが、６：３０に起きてしまう。少々腹の調子がおかしくなってきたか？ 腹が痛い。きのうから下痢するためにコークをたーんと飲んだからだ。 〜７：４５まで日記を書く。 きのう疲れていて風呂に入れなかったので風呂に入る。今日は朝食の時間を遅らせることにしてゆっくりする。８：３０雪である。ネヴァ川対岸は見えない。あっという間に積もってきた。やっぱりここはソ連なのだ。今日はおまけの日なので日名子もゆっくり寝ている。私はあえて起こさない。そのうち雪もやんできた。今日正露丸を初めて飲んだ。 ９：３０になったので下へ行きタクシーの予約をする。５０コペイカ取られた。今日の１７時にここへ来いという。私は今日は朝食は食べないことにした。１０時近くになってやっと日名子が起きた。もう朝食の時間は終わりである。今日はチェックアウトをしなければならないので日名子は急いで準備をして荷物をまとめて１Fのラッゲージの所へ行くがドアが閉まっている。１０分位待ってやっとおじさんが来る。ここに荷物を１６時まで預けることにして、１１時には２人でホテルを出た。外は雪が積もっている。今朝の雪だ。日名子とマヤコフスキーまで一緒に行って、日名子はアレクサンドルネフスキー寺院の方へ行き、私は反対方向のワシリエフスキー島へ向かった。マヤコフスキーから３つ目の駅でおりる（１１：３０） メトロはここで終点である。メトロを出てみると団地がたくさんあってすごい。ここはレニングラードの住宅地だ。団地の工事もやっていた。私はフィンランド湾まで行って海が見たいので西の方へ向かって歩く。橋の所を右に曲がり、運河に沿ってひたすら歩く。次の橋のところで道が無くなってしまったので橋を渡り左の方へ行く。途中おばさんらに道を聞いて歩いていくがそのうち団地の中へ入っていってしまった。これではもう地図はあてにならない。向こうから来る人にすかさず道を聞く。最後はもう団地の工事の中へ入っていってこの団地を通りぬけて少し行くと海がありました。海岸は氷があって水は見えなかったが沖の方には水が見えた。鳥が飛んでいる。氷の上で何やらやっている人達がいたが後は誰もいない。波も無いしすごく静かなところだ。１時間かけて歩いてきたかいがあった。どうも日本人は海を見ると落ち着くものだ。下へおりていって近くの小石に腰掛けて煙草を吸いつつ海を眺める。じっとしているとすぐに寒くなってくる。１０分位で限界になり、１２：３０ごろには再びメトロへ向かって歩き出す。帰りは道ももう分かるので３０分くらいでメトロに到着した。 |
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次のメトロの駅でおりてパブロフ記念館かメンデレーエフ記念館へ行こうとしたが見つからない。シュミット橋の所まで来てみるとネヴァ川の向こうにイサク聖堂がドーンとそびえていて隣には旧海軍省の高い塔、そしてその横に宮殿橋があってその隣にはエルミタージュ美術館が見えた。シュミット橋は渡らずにワシリエフスキー島の方の道をエルミタージュの方に向かって歩く。夏の庭園へ行こう！ 夏の庭園は宮殿橋の所でネヴァ川をはさんでエルミタージュがあるところだ。そんなに遠くは無い。途中学生らしき人達がたくさんいた。そういえばここらへんにレニングラード大学があるのだ。１４時には夏の庭園らしき所に来たが、ガイドブックの写真とどうも違う。奥にはペトロパブロフスク要塞が見えた。更にその向こうには我々のホテル「レニングラード」がかすかに見えた。ここでもよおしてしまったのだ。これはまずい！ここからホテルまでは遠い。どうやって帰ったらよいか考える。要塞方面を歩いていくか、ネフスキー大通りに出てメトロで帰るか？私はメトロを選んだ。１４時に夏の庭園を出て宮殿橋を渡る。そういえばエルミタージュの中にトイレがあったのだ。急いで出口から入る。が汚くてできない。小便だけしてエルミタージュを出る。外にはタクシーがあったが使わずに宮殿広場に出て、ネフスキー通りに入る。必死に歩く。ネフスキープロスペクトからメトロに乗り、マヤコフスカヤで乗り換えてレーニナまですっ飛ぶ。ここからあの警察らしき所を歩きホテルの横に来る。気がゆるんでくると危ないのだ。ホテルの前まで来たら第一の波がやってきた。入口からホテルに入り、トイレを探す。奥の団体専用レセプションの隣だ。いそげ！ 便所に入り、運良くトイレが空いていた。紙もあった。間一髪セーフであった。１４：４０だった。夏の庭園からわずか４０分でホテルに来れた。メトロを使って正解だったようだ。クソの出るときの快感と安心感でやっと落ち着いた。コートを１Fで預けてEXPRESS TABLEでメシを食うことにした。食わなさすぎても腹の調子はおかしくなるものだ。 １５時〜 ビーフストロガノフとその他いろいろで結構食べた。油断は出来ないのですぐにEXPRESS TABLEを出る。２Fの鳥の横のところで日名子を待つことにした。１６にここで待ち合わせをしておいたのだ。あと３０分ある。。。。鳥がやたらとうるさい（ピーチクパーチク） １６：１０ごろ日名子のご帰還である。すぐに荷物を取りに行く。おっちゃんがドアを開けて待っていた。荷物を取り出し再び２Fへ行って椅子に座り煙草を吸う。。。 日名子も今日は腹の調子がおかしいらしい。アレクサンドルネフスキー寺院へ行ったはずだからチャイコフスキーやドストエフスキーの墓を見てきたかどうかを聞いたが、見ていないらしい。奥の修道院へは行ったらしい。腹が痛くてそれどころではなかったそうだ。それから急に絵が見たくなって１５時前にまたエルミタージュへ行ったらしい。遅くなったので５ドル払ってタクシーで帰ってきたとのこと。 １７時にタクシーの予約をしていたので１Fへ行ってみるがなかなかタクシーが来ない。１７：１５ごろやっと来て乗り込む。私はタクシーに乗ってしばらくうとうとと寝てしまった。気づいたらもう滑走路が見えてきた。それにしてもでかい空港だ。１７：４５ごろ空港に到着した。６ルーブルくらいだったか？入ってすぐにインツーリストのオフィスへ行ったが２番目のドアから入れ！と言われた。ここはすでに外国人専用の入口だったのだ。チェックインもすんなり済み１８時には待合室に入って待つ。私はまたもよおしてしまいトイレに行く。禁煙室だったがかまわず煙草を吸う。自動販売機があったので飲んでみたがあのミネラルウォーターだった。しかし私は２杯も飲んだ 。もう１人だけここの待合室に人がいた。話してみると彼はアフガニスタンの人らしい。レニングラードでロシア語の勉強をしているのだ。ドクターコースをとってオーストラリアへ行きたいらしい。彼の父母はパキスタンの人だ。彼は自分がアフガニスタン人だということをだまっていてくれと言っていた。ソ連はアフガニスタンとはちょっと変な関係だからねぇ。この人は英語はほとんど駄目だが結構話がわかった。バクーに友人がいて会いに行くらしい。 １９時には女の人に案内されて飛行機に乗り込む。今回は一番前の席だったのに先にロシア人が座ってしまい結局このアフガニスタンの人と一緒に３人で座った。私の前は席が無かったがやたらとたくさん荷物が置いてあって座りづらい。足がしびれてしまう。飛行機は滑走路を走ってばかりいてなかなか飛ばなかったが、１９：３０には離陸した。レニングラードの夜景がきれいだ。飛び上がって水平飛行になってしばらくして私は寝てしまった。ここで寝てしまってはバクーのホテルで寝れなくなってしまう。。。。が着陸寸前まで寝ていた。２２：５０にはバクーの空港に着いた。バクーの夜景もきれいだ。バクーはモスクワより１時間時間が早いのだ。ここで１時間損をする。 飛行機をおりるとおじさんが迎えに来てくれた。どうもトランスファーをつけなくても空港の出迎えはあるらしい。この人はなんと日本語がしゃべれるのだ（少しだが）。荷物が来るまで１時間くらいいろいろとしゃべった。彼は柔道を１７年間もやっていてアゼルバイジャン地区で優勝したことがあるのだ。（１９８０年） 得意技は足払いが中心みたいだ。息子も柔道をやっていて、娘は空手をやっているらしい。是非日本に来たいそうだ。荷物が来て取り出し、空港を出たのがモスクワ時間の２３：５０．タクシーに乗せてくれてこの人とは別れた。彼には我々２人の住所を教えておいた。
タクシーはホテルへと向かう。空港からホテルまで３０ｋｍぐらいあるらしい。４０分くらいで着くだろう。と思っていたが途中検問があった。戦車で道路をふさぎ兵隊がパスポートをチェックする。１回で終わりかと思っていたら交差点に来るたびにやる。町には戦車があちこちにある。そうしたんじゃ！戦争でも起こったのか？暴動か？
１：５０に部屋に入る。外はカスピ海と夜景できれいだ。気温は７〜８℃位で暖かい。バルコニーがあってなかなかいい部屋だ。テレビは無い。けっこうけっこう。 |