←前のページへ トップページ↑ 次のページへ→
香山公園


<27日目>1988年8月16日 雨→曇

8:00すぎ起床。帰りの飛行機も確定したし、あとは18日を待つのみでなんだか緊張の糸が切れてしまったらしい。体がだるい。北京では部屋にいる時間が多いし、もう9日間もいるので外国という感じがしない。
coffee shopへ行く。席に座るとなんとメニューが出てきた。ここはcoffeeとケーキだけかと思っていたのに。。。
とりあえずAmerican Breakfast を注文する。12元。卵料理でスクランブルエッグと言ったのに通じず、sunny sideup とかいろいろ言ったが駄目でボイルドエッグのときは、とうとう服務員さんは漢語で書いて見せてくれた。かき混ぜる身振りをしてスクランブルエッグがやっと通じ、食べる。
9:20 外に出てタクシーを呼ぶ。運転手があの大観園へ行ったときの人だ。日本のテープをかけてくれる人である。また山口百恵の曲をかけてくれた。今日は市内から少し遠い西北の方向へ行く。
10:30ころ臥沸寺へ到着。門をくぐって中に入ってみるとまるで日本の寺のようにきれいだ。静かだし日本人もあまりいない。ツアーでこんなところまではまず来ないだろう。しかしいいところだ。坂を登り林をぬけて中国風の門を通過すると建物が縦に並んでいて、行っても行っても同じような建物が続き、日本の仁王のような彫物が4体あったり、人物の像があって中は薄暗いのでまるで本物のようだった。そして一番奥に横になっている仏像があった。写真撮影は禁止されているので撮れない。長さは5mくらいで周りに小さい人形が中心を向いて立っている。ここから横の庭園に行って帰ってくる。

入口の屋台でジュースを買って飲む。タクシーは出口へ行くがここからは出られないらしく奥の方から出る。ここからは香山公園は近いのですぐに到着。観光資料には北京からここにくるバスが一番混むと書いてあったがなるほど人がいっぱいいる。まず香山公園に入ってすぐのところに索道下站があるリフトの乗場である。せっかく来たのだから乗ってみることにした。1人3元。お釣りがちゃんと外貨券で帰ってきた。中国人の人と一緒に乗ることになった。「日本人ですか?」と聞いてきたのであとは筆談である。この人にも学生証を見せたり、いろいろ話してなかなかおもしろかったが風景はほとんど見れなかった。
頂上までは10分以上かかって到着。霧がひどくて何も見えない。あたりをぶらついて降りる。下りは1人で乗った。やはり霧がひどくて何も見えなかったが、そのうち歩いて登ってくる人たちや、ずーっと下の風景も見えてきた。帰りの切符の料金は降りた後に払うらしい。そのうち香山公園も見えてきた。
降りてから、牛肉を干したやつを買って、まずあの塔へ行こうと思い歩く。坂が多くて疲れる。
ここから下におりて食堂があったので入ってみる。中国人の団体客が2組いたので個人客は駄目か?と思ったが、このおじさんが菜、湯、米飯と書いてくれたのでこれを注文する。25元もした。これを食べ終わった後、フヨウ館というのがあるらしいので行ってみる。また果てしなく上り坂である。そして着いてみるとなんとガックリ。洗濯物は干してあるし、これはただの家であった。ばかばかしい!
道をおりて香山公園はこれでやめようと思い外へ出る。隣にお寺があったので入ってみる。さっきリフトから見えた中国らしからぬ建物だろうと思いつつ入るがまた5分取られてしまった。
ここも臥佛寺と同じでまた行っても行っても建物が続き奥に白い建物があった。ここは写真をとるだけにしてさっさと帰ってきて入口の写真を撮る。
駐車場へ戻ろうとするがドライバーがこっちまで来ていた。待ちきれなかったのだろう。駐車場でこの運転手の写真を撮ってタクシーに乗る。

また山口百恵の歌を聞きつつ、15:15燕翔ホテルに到着。部屋に戻って靴を脱いで座る。足が痛い。今日はひじょーに疲れた。風呂に入って少し体がだるいので、バファリンを飲んで横になっているうちに18時すぎに寝てしまった。

 

 
←前のページへ トップページ↑ 次のページへ→