竜地の楊枝梅 |
2009年12月29日 |
山梨県指定天然記念物 永禄年間(1558〜70、天文年間=1532〜55ともいう)、武田信玄が信州へ出陣の時にこの地で休息をした。その時、梅に楊子をさして献じた者があった。その残りの一個を捨てておいたところ、発芽して生育したものと伝えられている。 竜地の井上氏の屋敷内に「楊子梅」と呼ばれる「あんず」の古木がある。天文年間(1532〜55)に武田信玄が信州行軍の途中、この地に休息し食事をとった。信玄は梅ぼしを楊子の先に刺し、食べ終えた種子を地に捨てた。後この梅ぼしの種子は発芽し実をつけるに至ったが、どの種子にも楊子で刺した穴があいているという。里人はいつしか「楊子梅」と呼ぶようになった。 場所が分かり難く探すのに苦労しました。黄梅院跡の近くでした。個人宅の門の中に案内板がありました。隣のお宅で見かけた人に楊枝梅のことについて尋ねてみると親切に現場まで案内しれくれました。向って左側の木が親で右側の木が新しい木なのだそうです。実が成ると楊枝が1本入るほどの穴ができるのだそうです。
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