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長野県上田市

矢島城

2009年05月
04日

子供と共に掃除をしていたおじさんに矢島城について聞いてみたのですが、気さくに教えてくれました。現地に行ってみると大きな空堀があってその先には黒い石の供養塔らしきものとお稲荷様がありました。

矢島城は太郎山の虚空蔵沢に臨む扇状台地字上平の突端の地に築かれ、「建武2年矢島氏が諏訪より北林郷(旧西脇地籍)に引き移り北林城を居城とする在城支配者・北林氏を川中島方面に追放し以降当地方を支配した」(旧郷記)との伝承から「北林庄司城」、「北林城」とも呼称されるが、「海野宮内少輔幸義・舎弟中村弥平四郎・会田・岩下・大芦・飛賀留・田沢・塔之原・深井・土肥・矢嶋以下引率、其勢三百余騎云々」(大塔物語)などから、応永年間から永禄年間にかけて小県郡に矢島氏が存在したことはほぼ確実と思われ、応永年間以前に同地に引き移り、以降、同城に拠って周辺を治めた神氏一族の矢島氏の城と推察される。
(日本城郭大系より)

空 掘

 
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