鳴玉神社 |
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高知県仁淀川町の大崎小学校の近くに鳴玉神社があり、この神社は大崎玄蕃を祭っており、大崎玄蕃とは武田勝頼のことであるとのことでした。場所を確認するためにまずは仁淀川町役場に行きました。大崎玄蕃が祭られている鳴玉神社について聞いてみたのですが役場の方は分からないようでした。吾川村史(合併前は吾川村であった)を見せて欲しいとお願いしたのですが、教育委員会でないと分からないそうで見せてもらうことはできませんでした。しかたなく大崎小学校の場所だけ教えてもらって現地に行ってみました。すると運良く小学生がいたので鳴玉神社について聞いてみたところ、知っていたようですぐに教えてくれました。本当に大崎小学校の校門のすぐ近くでした。神社といっても小さな祠のような感じでした。裏に行ってみると小さな石像が2体あって向って左側の石像には大崎玄蕃大神と彫られていました。 |
大崎村神社明細帳を見ると、 この土地には大崎玄蕃(武田勝頼説)などの伝説がある。織田・徳川の連合軍によって武田氏が滅亡する以前、戦国時代初頭、「南路志」や「土佐州郡志」に見える大崎長門に連なる人が城を構え、土居屋敷をもっていたことがうかがえ、また天正10(1582)年武田氏は滅んでいるが、その時代大崎土居村には、土居ノ西・川井土居前などの地名が見え、二町歩をこえる屋敷や田畑を名請する彦左衛門尉がいるのを見ると、遠い昔、ここには半農半武士的な地方豪族がいたことは間違いのない事実である。
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