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山梨県北杜市

妙林

2013年10月13日

山梨県指定有形文化財 木造薬師如来坐像
妙林寺は現在曹洞宗であるが、かつては天台宗に属し、この像はそのころの本尊をみられている。内刳りのある桧材の寄木造り、菊座式の割矧ぎ挿し首、漆箔の像である。法衣のさばきはおだやかで、螺髪は細粒、顔容も俯瞰の相を示すなど、よく藤原時代の好みがうかがわれる。
左腕から肩を失い、膝は胴から離れ、全体的に矧ぎ目がゆるむなど、いたわしく拝される反面、その期の木寄せや内刳り・漆箔の法などがよくわかる大切な資料でもある。
胎内には「薬師瑠璃光如来願本功徳経」が所狭しと墨書され、古くから人間の機微にふれた薬師如来への信仰がほのかにしのばれる。
(看板資料より)

山川出版社の山梨県の歴史散歩の妙林寺によれば、1558(永禄元)年に武田晴信から祈祷料地を受け、1585(天正13)年には徳川家康から朱印地をもらっているとのこと。

 



2004年04月24日

山梨県指定有形文化財 木造薬師如来坐像
妙林寺は現在曹洞宗であるが、かつては天台宗に属し、この像はそのころの本尊をみられている。内刳りのある桧材の寄木造り、菊座式の割矧ぎ挿し首、漆箔の像である。法衣のさばきはおだやかで、螺髪は細粒、顔容も俯瞰の相を示すなど、よく藤原時代の好みがうかがわれる。
左腕から肩を失い、膝は胴から離れ、全体的に矧ぎ目がゆるむなど、いたわしく拝される反面、その期の木寄せや内刳り・漆箔の法などがよくわかる大切な資料でもある。
胎内には「薬師瑠璃光如来願本功徳経」が所狭しと墨書され、古くから人間の機微にふれた薬師如来への信仰がほのかにしのばれる。
(看板資料より)

山川出版社の山梨県の歴史散歩の妙林寺によれば、1558(永禄元)年に武田晴信から祈祷料地を受け、1585(天正13)年には徳川家康から朱印地をもらっているとのこと。

 
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