←前のページ トップページ↑ 次のページ→

岐阜県恵那市

妙法寺

2014年03月22日

妙法寺縁起
当寺は恵南地方唯一の日蓮宗に所属する寺院である。開創に関する寺伝によれば、岩村藩主丹羽氏定公(2代目)に一女多阿姫があった。加賀爪土佐守に嫁し、難産で苦しんだ時、江戸の法華検験者日輝上人の祈祷を受けて安産を得た。これにより氏定公夫妻は篤く信心をおこし、藩内城北大将陣の麓に一寺を創建、豆州玉沢(静岡県三島市)本山妙法華寺中興17世日亮上人を招聘して開山とした。時に承応2(1652)年6月であった。
始め山号を経王山と称したが、明暦3(1657)年4月氏定公卒するやその法号の興昌院殿桃雲宗萼大居士にちなみ山号を桃萼山と改称した。往時の寺の規模について元禄指出帳によれば、仏殿六間八間、庫裡四間六間、鐘撞堂八尺四方、鎮守三十番神堂六尺四面、七面明神社二間四面とある。

本堂


まくら塚

天正3(1575)年織田信長により、大将陣の台地に於て処刑された岩村城主秋山晴近(信友)夫妻の怨霊を鎮めるために建てられた供養塚。まくらは身分の高い人の意。後年頭の病気の守護神として信仰を得る。
(パンフレット資料より)

 

 
←前のページ トップページ↑ 次のページ→