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    長野県飯田市

元善光寺

2008年11月02日

元善光寺の由来
元善光寺は今から約1400年前第33代推古天皇10年に、本多善光卿によって開かれたという。
善光卿は麻績の里の出で、国司に随って都に上り、ある時難波の堀江で一光三尊の如来にめぐりあい、これを背に負って故里に帰り臼を浄めて安置し奉った。これがこの寺の創りである。
臼はかくしゃくとして輝き、御座光の臼とよばれて今もこの寺の霊宝となっている。里を座光寺と称するのもこの縁によるものであろう。
41年を過ぎ、第35代皇極天皇2年、勅命によって本尊は芋井の里に遷された。今の長野善光寺がそこに始まる。この時同じ一光三尊仏を造ってこの地に留められ、寺は元善光寺とよばれるよになった。
善光寺の名は本多善光卿の名に基き、元善光寺の元は本元の意で、古来善光寺に参詣するだけでは片参りになると言い伝えられた。
この寺の由縁の深さを物語るものといえよう。
(看板史料より)

 

 
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