←前のページ トップページ↑ 次のページ→

静岡県森町

見渡し御朱印

 
2008年03月22日

以前、静岡県森町に行った時にもらってきておいた「森町ウォーキングコース」及び「戦国夢街道」のパンフレットを片手に森町をめざしました。小さな橋を渡ったところで道路が二又に分かれていたのでここが戦国夢街道の入口付近かと思って車を止めて周辺を調査しました。結局ここはまだ入口ではなかったのですがパンフレットにも載っていない「見渡し御朱印」に関する説明が書かれた看板を発見しました。

昔、ここ三倉という部落には、久右衛門という百姓がいました。その頃、徳川家康は、武田信玄との戦いに敗れ、ただ一人この三倉村に逃げてきました。大軍に追われて疲れ果てていた家康は、草刈りをしていた久右衛門に助けを求めました。久右衛門は情のある男だったので、急いで家康を草籠の中に入れ、その上に刈った草を一面にかぶせ、姿が見えぬようにして敵兵の探索から家康をかくまいました。やがて草籠から出てきた家康は、「有難う、おかげで救われた。わしが天下を取ったなら、きっと恩賞を送ろう」と、矢立を取り出し久右衛門の名を記すと、立ち去って行きました。やがて天下を取った家康は、久右衛門を江戸に呼び出し、「その節は有難う、褒美として、その方の門前に立って、見える限りの田畑を与える」と、御朱印のある書状を下付けしました。
(看板資料より)

 

 
←前のページ トップページ↑ 次のページ→