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山梨県甲斐市

一番二番出し

2014年07月20日

一の出し、二の出し
「信玄堤」は、釜無川・御勅使川の洪水を防ぐために戦国時代に武田信玄の命によりつくられたといわれます。また「信玄堤」のほかにもいろいろな施設で釜無川・御勅使川の洪水を防いでいます。特に御勅使川の周辺には、水の流れを高岩へ導くため、上流から石積出し、将棋頭、堀切等の施設が置かれていました。
「出し」という施設は、川岸から川へ向けて「でっぱり」を作り、洪水の流れを川の方へはねて堤防を守る働きがあります。
信玄堤の「一の出し、二の出し」も、釜無川・御勅使川の洪水の流れが下流の信玄堤へ直接あたらないように配置されたものです。現在、二の出しは無く、一の出しだけとなっています。また、現在の出しはコンクリートと石で作られていますが、昔は竹で作ったかごに石を詰めた蛇篭をたくさん並べて作られていました。
(看板資料より)

 

 
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