静岡県森町
2013年12月31日
権現森と息つぎの井戸 徳川家康が、犬居城攻めをあきらめて引き揚げたのは、今を去る四百余年前の天正2(1574)年4月のことである。撤退する途中、あの猿皮空穂を背負った天野軍の待ち伏せに遭い、田能、大久保で思わぬ大敗を喫した。家康は敵の追撃を逃れて、この椎の大木が繁る森にかくれた。その森の中の湧き水で傷を洗い、口をすすぎ、やっと一息つくことができたと言われている。後に家康が権現となったのにちなみ、ここを権現森と言うようになった。 (看板資料より)
2008年03月22日