不動院 |
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金堂(国宝)
大内義隆が周防山口に建てたものを安国寺恵瓊が移建し、仏殿にしたと伝えられています。現存する唐様の建築としては最大の遺構であり、中世の本格的な仏殿の規模をうかがうことができます。正面一間通りを吹き放しとした珍しい構造は、大陸的な正式の手法と考えられます。天井に描かれた天女と竜の絵には「天文九年…」(1540)の賛があり建物の創建もこの頃と推定されます。 |
楼門(国重文)
上層の尾椎に「朝鮮木文禄三」(1594)等の刻銘があり、文禄の役に従軍した恵瓊が当寺の朝鮮から持ち帰った材木で建立したものといわれていますが建築様式から室町時代のものとみなされ、恵瓊が朝鮮木を使って修復を行ったとも考えられます。 |
鐘楼堂(国重文)
永享5(1433)年頃に建立されたもので内部には高麗鐘があります。銘や痕跡から天正年間移築の可能性があります。 |
不動堂
8月6日の不動院 |
不動明王(智證大師作)
武田刑部少輔之墓
この武田刑部少輔之墓は誰の墓なのか不明です。不動院の説明板には「銀山城主武田公の墓」とあるだけで具体的な名前が特定できません。武田山(銀山城)麓の武田氏の墓の説明板には「第十代武田光和公の墓は不動院にあります」と書いてあります。 |
太閤豊臣秀吉公の遺髪の墓
中興開山恵瓊の墓
福島正則公の墓
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