山梨県北杜市
2015年06月28日
鐙堂観世音由緒 本尊十一面観世音菩薩は弘法大師の御霊作にして今より九百余年前武田氏始祖新羅三郎義光公は京師にありしが兄義家公奥羽征伐の軍利あらざるを聞き、官を棄てて赴援す。此の行に念持仏として常に崇信篤き十一面観音を奉持せるに異形の猛将鬼変出没して公を擁護せり、その凱旋するや大士尊崇愈深く当寺山林中に地を相し殿堂廻廊楼門等を建て霊体を納め併せて自ら着用せる甲冑一領を奉献す。此の故に鐙堂と称し奉る。又数項の仏供田をも寄進し今も鐙田の地名存す。其の後武田氏国を治し世々之に帰依すること衰えず信玄公の師を信州に出すや当観世音に賽し戦勝を祈願せしにその軍果して利あらずと云うことなく竟に武田氏の祈願所とせられたり。前述の霊仏霊地なるを以って徳川氏に至り大士供養の費として朱印8石を附せられ衆庶の往来と建物修理費勧募が許される等庇護を受け遠近信仰の忠心として現在に至る。 (看板資料より)
以前にも一度来たことがあるのですがもう遅い時間だったため写真撮影ができずそのままにしていました。今回近くを通る機会があったので再び立ち寄ってみました。立派な門と本堂があり、絵が描かれたものが建物に貼り付けられていました。