購入
この車に初めて乗ったのはゴルフに行ったときでした。すごく乗り心地がよくて静かで驚きました。運良く運転させてもらうことができて運転もしてみました。そのときの車は2000ccだったので4人乗って4人分のゴルフ道具を積んでいたのでさすがにパワー不足でしたが車の雰囲気は気に入ってしまいました。
それからしばらくしたある日、別に買い換える予定などなかったのですがその日突然買い換えてしまったのです。というか買わされたという感じでした。その日は中古車屋を何件かまわりシルビア号の値段を聞いたりしていました。シルビア号は人気があったのである店では今置いていってくれれば高額な値段を出すことができるなどといわれましたがその日においていくこともできなかったのであきらめ、最後にトヨペット店に寄ってマークUを見たのでした。
当時この型のマークUは発売後1年を経過した頃でバカ売れしていました。マークU全盛時代でした。ディーラーのオヤジといろいろ話しこんでしまい値段の話までしてから、それじゃといって返ろうとしたら半ば強制的に買わされました。トヨペット店は恐いですよ。でもシルビア号も嫌になってきていたのでとりあえず買うことにしました。値引きは20万円引きでシルビア号の下取りは100万円くらいだったと思います。
雪の中のデビュー戦
マークUの納車は11月ころだったと思います。最初に出かけたところは会社の保養所でした。場所は長野県の蓼科高原。周りの人にタイヤチェーンを買うようにうるさく言われしぶしぶ購入。当日は購入後間もないというのに中央高速を激走しました。コック長のファミリア号をもの凄い勢いで追い抜いたのを覚えています。でも運転していた私以外の人は眠りこけていたので分からなかったと思います。あんなに高速走行しても静かに寝ていられたのには驚きました。静かな車でした。その後諏訪神社等に立ち寄ってから山登り開始。途中暗くなってきて、更に雪がチラホラと降ってくるではありませんか。あともう少しというところで動けなくなってしまい後ろから押してもらって空き地へ行ってタイヤチェーンをはめることになりました。もう散々のデビュー戦でした。ちなみにそのタイヤチェーンはその後は全く使用することなく終わりました。
一番良かった?エンジン
この後に購入することになったチェイサー号の購入動機の大きな要素としてビームスエンジンであるということがありましたが今考えてみればマークUのエンジンはすごく良かったと思う。うまく説明はできないんだけど気持ちよかった。もちろん燃費は悪かったですがね。
それにオイル交換をそんなに頻繁に行なわなくてもスムーズに走るっていうことにも驚いたものです。また当時同じ排気量のウィンダム号を運転してみたこともありましたがマークUに比べると滑らかな加速感、悪く言えばかったるい加速感でした。マークUのエンジンは良かったのだ。
車の基本形
マークUの特徴としてあげられるのは、FRであること、ターボ車じゃないこと、セダンタイプであること、トランクの形がゴルフバックを入れるのに都合がいいこと、後部座席のスピーカーがドアの足元についていること、直6エンジンであることなどですが、これらのは後々の車を決める際に重要なポイントになるのです。私の車選びの基本形はこの車から始まったのでした。
RVブーム
マイナーチェンジをしたころから世の中はRVブームになってしまいました。マークUの販売台数も下がりはじめてしまい、後に次の車を買うときの下取り価格はどうしょうもない安さになってしまったのです。マークUを買っておけば間違いないといわれていたのですが伝説は崩れたのでした。
フロントガラス
お気に入りの車だったマークU号でしたが、初めての車検の直前にフロントガラスに石が当ってひびが入ってしまう事故が発生。そのままでは車検が通らないという噂を聞いたので近くの修理屋に行って3万円くらいかけて直しました。しかしディーラーのオヤジの話ではそれでも駄目だというので結局買い換えを検討することに。。 今考えればこの時フロントガラスを交換して乗りつづけていればよかったのです。マークUには特に不満な点はなかったのですから。。 あの外環道路で飛んできた小さな石ころがその後の私の車人生を大きく変えたのでした。
でも、このころから徐々にカーナビに関する関心が高まっていたのも事実で機会があれば購入したいと考えていたので結局3年で乗り換えることになってしまいました。
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