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長野県茅野市

銭岩

2007年10月07日

<伝説>
白樺湖の南岸、湖岸よりおよそ百メートルほど山にのぼったところに、銭岩がある。白樺湖がまだ造られなかった頃のことである(湖は温水留池として昭和20年度完成)。
地元のある人が、炭焼きをしようとして、穴を掘った。すると土の中から、穴あき銭がたくさん出てきた。銭は宋銭でかますに2つもあったそうである。付近を信玄の棒道が通っていることから、信玄の軍用金のかくし場所がこの周辺にあったのではないかとの伝承がある。
(看板資料より)

この付近の岩には武田信玄が銭を隠した銭岩と言い伝えられ宋銭が多数出土した銭岩がある。
(現地棒杭記載文章より)

銭岩は白樺湖の南岸にあるらしい程度の情報しかありませんでした。カーナビで大体のところを目的地にセットして現地に向いましたが見つけることができずに池の平ホテルまで来てしまいました。あきらめて次の目的地に向おうとも思いましたが携帯電話で「銭岩」で検索したら詳細な場所が出てきたので再びカーナビで目的地をセットして現地に向いました。そしてそれらしいところで銭岩の案内板を発見しました。茅野市内では史跡の案内板が統一されているので見つけやすくていいですね。ちょうど公衆トイレの向かい側でした。そこからホテルの右側の細い道を登っていきました。案内板では100メートルと書いてあったのでそんなに遠くはなさそうでした。しかし怪しい雰囲気になってきたので熊除け鈴を出して鳴らしながら歩きました。しかしそんな警戒感も緊張感もあっという間に終わりました。道路に出くわしたのです。車も走っていて舗装されたいい道でした。舗装道路に出てすぐ左側に「史跡銭岩」の案内板と白い棒杭がありました。案内板の示す方向に歩いて行くとすぐに現地にたどり着くことができました。鬱蒼とした別荘地内の林の中に大きな石が横たわっていました。傍らに置かれていた「ご自由にお使いください」と書かれたものの中には1円玉が沢山置かれていました。

 

 
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