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長野県松本市

牛つなぎ石

2008年12月30日

永禄11(1568)年1月12日、本町と伊勢町との辻角に建つ「牛つなぎ石」に越後の武将上杉謙信公の義侠心に依る塩を積んだ牛車が塩の道を通りたどりついたと伝承されて居ります。当寺松本地方は甲州の雄武田信玄の支配下にあり、この武田方と敵方に当たる今川・北条方は太平洋岸の南塩の道筋を封じ、甲州・信州の民人を困窮させた。これを知った謙信公は武田方とは敵対関係にありましたが日本海岸の北塩を糸魚川経由で松本方面に送りました。この日を記念して上杉謙信公の義侠心を讃え塩に対する感謝の日として初市の日になったと伝えられて居ります。
塩は明治38(1905)年国の専売となった為、又当時松本地方は飴の生産日本一を誇って居り市内の飴屋さんが塩俵に因んだ飴を作り、爾来飴市の方が通用するに到りました。昔日は1月10日・11日の初市に行っておりましたが、近頃はこの日に近い1月の第2の土日に催されます。子供は専らダルマを売り将来の商人の原点を学びます。
(看板資料より)

 
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