小岩嶽城 |
2003年07月05日 |
小岩嶽城址について |
のろし展望台
のろし展望台からの景色
現在の松本市周辺は代々信濃守護である小笠原氏が治めていましたが、天文20(1551)年に武田信玄による信濃府中進攻によりほとんど合戦することなく現在の松本市周辺はほぼ武田氏の勢力範囲になりました。しかしそんな中で小岩嶽城は武田に従わなかったために攻められることになり、上記の通り徹底的に攻撃されたのでした。 小岩嶽城は穂高駅から穂高温泉郷方面に向かって進み、しゃくなげ荘を通り過ぎて少し行くと左側に小岩嶽城址公園入口の看板があるのでそこを入っていくとすぐに駐車場があります。駐車場には砦門があり、ここから左奥に行くとのろし展望台で、右奥には神社や、城址の遺構らしきものを確認することができます。神社の境内の奥から更に上に登って行けそうな感じでしたが雑草と虫と突然の蜂の襲来で撤退しました。神社の横の公園らしきところには、「小岩嶽城戦没者各々霊位供養塔」という卒塔婆があったので思わず合掌しました。のろし展望台は駐車場から少し歩いたところにあり、一番上の展望台からの景色は最高でしたが、当時この城下に現れた武田の大軍を見たであろうこの城内の人々のことを思い、なぜこの城だけは降伏せずに最後まで戦ったのだろう?と考えさせられました。
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