勝坂城 |
2012年02月12日 |
勝坂城砦は、気田川に囲繞され、西南嶺は鹿ヶ鼻から峰伝いに信州街道に接続しており龍頭山、秋葉山を経て犬居本城と往来した天野氏が、軍略上最も頼みとした堅固な砦であった。 |
勝坂城址は、犬居から気田川沿いに北上した、春野町の最深部、勝坂部落内に所在する。城址の位置は竜頭山の北方山稜上から勝坂に向かって延びる支尾根が標高890mの入地山から分かれた尾根の先端で、東から南へ気田川、西から南へ入地沢によってY字状地形を示す猪ヶ鼻とするのが妥当である。
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