岩櫃城 |
2016年08月13日 |
岩櫃城は岩櫃山(標高802m)の中腹東面に築かれた典型的な中世の城であり、山頂より約200m低い場所に本丸・二の丸・中城があり、これらを中心に広い範囲で竪堀や曲輪が点在します。 |
岩櫃山登山口
中城跡
本丸
竪堀
二の丸から本丸
本丸から二の丸
2003年09月27日 |
吾妻八景を代表する岩櫃山(標高802メートル)の中腹面にあるこの城は、年代は定かではありませんが、鎌倉時代初期のころ、吾妻太郎助亮により築城されたといわれています。城郭の規模は1.4キロ平方メートルと上州最大を誇り、後に甲斐の岩殿城、駿河の久能城と並び武田領内の三名城と称されました。その後、斎藤氏の支配するところとなり、永禄6(1563)年武田信玄は上州侵略のため、重臣真田幸隆に岩櫃城攻略を命じました。ときの城主は斎藤基国(または憲広)といわれ堅城を利して奮戦しましたが、ついに落城してしまいました。こうして岩櫃城は武田氏の手中に落ち、信玄は幸隆に吾妻郡の守護を命じました。 国道145号線を沼田方面から嬬恋方面に進み吾妻町役場を通過してしばらくすると右側に「岩櫃城温泉くつろぎの館」が見えます。建物がお城のようになっている健康センターみたいなところです。これが見えるとすぐに左に入る道があり岩櫃城及び岩櫃山登山の入口と書いてある大きな看板を見つけることができると思います。その先は案内板があるのでそれに従って行くと岩櫃山登山口休憩所にたどり着くことができます。その前には駐車場もあるのでそこに車を止めればOKです。 |
岩櫃山登山の入口
天狗の丸
岩櫃城は岩櫃山に向かう途中にあり、登山口から岩櫃城本丸までは15分くらいで行くことができます。道もきれいに整備されているので普通の運動靴でも問題ないでしょう。登山口休憩所を出発してすぐに分かれ道になっていて右方面は岩櫃山方面、左側が城跡なので左の方に進みます。すると比較的大きな道を登っていきますが途中、堀や土塁?の跡と思われるようなところを見ることができました。明るいところに出るとあとは階段を登ってしばらく進むと思ったより早く本丸等の遺構にたどり着くことができます。 |
岩櫃山